ネットショップを運営する上で、適切な目標設定が必須となります。
目標を設定せず運営を進めていくと、売り上げが上がらない原因が不明なまま、なんとなくネットショップ運営を行なってしまいます。
そうならないためにもKGI(重要目標達成指数)KPI(重要目標達成指標)を設定します。
- KGIやKPIを知らない
- マーケティングの担当になった
- サイトの成長を実感したい
- ネットショップ運営のレポートを作成する知識が欲しい
KGI・KPIとは
KGIとは
KGIとはビジネス的にいうと重要目標達成指数です。
噛み砕いて表現すると大きな目標です。
最終的に達成すべき成果を表した指標となります。
例えば「1年後までに月の売り上げを1.5倍にする」や「5年以内に市場シェアを3%まで引き上げる」などがあります。
KGIの代表的なものとして以下のようなものがあります。
- 売上高
- 売上総利益(売上高から売上原価を差し引いたもの)
- 営業利益(売上総利益から販売費および、一般管理費を差し引いたもの)
- 市場シェア
これらが設定されることが多いので覚えておきましょう。
KPIとは
KGIとはビジネス的にいうと重要目標達成指標です。
こちらも分かりづらいですね、、、
噛み砕いて表現するとKGIを達成するために設定する小さな目標です。
KGIを達成するための小さなプロセスの進捗状況を評価するための指標となります。
KGIよりも短い期間で結果のわかる数値で、KGIにに付随する小さな目標になります。
もっと具体的に解説するとKGIで売上高を形成するものは何があるでしょうか?
例えば、KGI=売上高=アクセス×客単価×購入率 こういった要素が掛け合わさって売上高となります。
この要素となるもの一つ一つを上げることができれば、KGIである売上高が上がるということになります。
つまり話を戻すとKPIとはアクセス数や客単価、購入率の部分の目標達成数値になります。
KPIの例として「半年後までにアクセス数を1500人から2000人に増やそう」や「半年以内に購入率を1.5%から2%に引き上げよう」などがあります。
- 訪問者数 サイトを訪れた新規ユーザ数やリピーター数などの総数
- 購入率(CVR)(購入者数÷訪問者数)
- 客単価 (売り上げ÷購入者数)
- リピート率 (一定期間内にリピート購入したユーザー数 ÷ 全期間の累計新規顧客数 × 100)
売り上げの構成としてこれらをKPIに用いることが多いので覚えておきましょう。
KGIとKPIの関係性
手順
KGIを設定する
KPIの指標を決める
KPIの目標数値を決める
KPI・KGIを設定する時の注意点
KGIを達成するためには、KPIが正しく設定され、適切に遂行されることが重要です。KPIがKGIと同じ方向を向いていない場合、計画通りに進めていてもKGIが達成されない可能性があります。そのため、KPIを確実に遂行し、KGIの達成に貢献できるかどうかに注意を払うことが重要です。
特にチームを組んで行う場合は目標設定するにあたり、現状と達成目標がかけ離れていたり、達成のビジョンが見えない目標は、モチベーションを下げる可能性があります。そのため、KGI(Key Goal Indicator)を確実に達成できるような数値を考えつつも、実現可能な範囲でKPI(Key Performance Indicator)を設定することが重要です。
また、KPIの負担が増えすぎないようにするために、KGIも現実的な数値で設定することが必要です。KGIとKPIのバランスを適切に保ちながら、ビジネスの目標達成に向けて取り組むことが大切です。
KPIを細分化しすぎると、その指標に振り回される可能性があります。
KGI達成のために複数のKPIを設定する際は、適切な粒度で設定することが重要です。
例えば、「1日当たりの来客数を1,200人から1,500人まで伸ばす」という目標は、その日ごとの要因に左右されやすいため、KPIの設定項目としては不適切です。より長期的な視点で、例えば「1ヶ月当たりの来客数を36,000人から45,000人まで伸ばす」といった目標を設定することが適切です。
KPIが多くなると広範囲に手をつけてしまう状況となります。
全てが中途半端な状況となりうるので、インパクトの大きいものから優先順位をつけて一つ一つ確実に目標達成していく意識で進めていくことが重要になってきます。
まとめ
KPI・KGIを達成するためのポイント
- 目標と現状を見える化する仕組みを整える
- 達成のための ToDoを明確にする
- 優先順位をつける